着工中の木造住宅耐震リフォーム②   

こんにちは、コーディネーターの薄井です。

昨日の続き、文京区の木造住宅の耐震補強工事の様子をお伝えします。

 
今回の耐震補強工事は、区の耐震診断の結果をお客様が
お持ちでしたが、私たちの会社でも、いつも使っている
耐震診断ソフト「HOUSE-DOC」で、診断を行い、
補強計画をご提案しています。

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耐震補強工事は、前もって計画を立てますが、
非破壊での計画のため、解体後に補強内容に
変更が出る場合もあります。

現場の状況に合わせて、一級建築士の塩谷が、より良い方法での
補強を大工に指示します。


筋交いの無かった壁に、筋交いを入れています。

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梁や土台との接合部には、きちんと金物を。

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これで、地震の際に、筋交いが本来の力を発揮してくれます。


倉庫の出入り口には、大きな開口部があります。

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この部分は、壁が欲しくても、出入り口を閉じてしまうわけには
いきませんので、梁と柱の接合部(オレンジ色の丸で囲った部分)に、
地震の揺れを吸収してくれる特別な金物を取り付けました。
(壁の中につけますので、完成すると見えなくなってしまいます)

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昨日のブログでご紹介しました、壁の中にまったく柱の無かった間仕切りは、
このように。

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土台と梁に連結された、新しい柱が立ち、筋交いと金物も取り付きました。

これまで、なにも耐力をもっていなかったと言っても過言では
無い壁でしたので(今回解体してみて判明したことですが)、

このように補強をさせていただく事が出来て、安心です。


数値もありますが、正しい耐震補強工事を行うことで、木造の建物は
地震のとき揺れなくなります。

耐震補強工事をさせて頂いたお客様から、前と比べて揺れなくなった!
と仰って頂けるのも、私たちにとっては、とても嬉しい成果です。



これまで、耐震補強工事をお任せいただくケースとしては、
築年数の経った建物を、再生するような、大掛かりなリフォームの
一環として、耐震補強工事をさせていただく事が多かったのですが、

先の震災の影響で、耐震補強工事のみを、家にお住まいに
なりながら、できる範囲でして欲しい、というご依頼も
多くなりました。


以前、耐震補強の勉強会で聞きましたが、耐震補強リフォームを
する側としては、やはり「ベスト」を尽くしたいので、全て解体して
1から補強するというやり方を、追求しがちだそうです。

1から補強していけば、その建物に責任も持てますし、
全面的に納得のいくやり方が出来るのだと思います。


しかし、現実は、そうでは無いこともあります。

家を全部解体するのではなく、住みながら、予算的にも
出来る範囲で、補強をしたいという方もいらっしゃる
はずですし、それが効果的なケースも多いはずです。

夜中に地震が起きたとき、寝ている部屋が耐震補強されていれば、
命が助かったり、怪我を防げたりすることがあるでしょう。

外へ逃げる経路を補強しておくのも、有効です。

それらは、万全ではないかもしれないけれど、今よりは確実に
強くなるための、「ベター」な補強です。

「ベスト」ではなく「ベター」な補強も、これからは
やっていく必要が大いにあると、勉強会で講師の方が
仰っていました。



安心してその家に暮らしていただくために、私たちエコリフォームも
これまでの経験を活かして、出来る限りのことをしようと思います。

木造住宅にお住まいの方へ向けた、耐震補強工事の
セミナーなども計画中ですので、また、決まりましたら
ホームページでお知らせいたします。

話がそれましたが、文京区の耐震補強工事、
引き続き明日、明後日と、続いて参りますので、
また、こちらのブログにてご報告いたしますね。
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by reform_house2 | 2011-05-03 20:14 | 耐震

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